
グリーンコープと同様に安心して利用できる無添加宅配が、関東地域にもあるのかな?
わたしは無添加宅配のグリーンコープを25年利用してきました。
グリーンコープは添加物の基準に厳しいので、安心して利用することができています。
しかし、グリーンコープ利用は西日本地域限定です。



そこでグリーンコープ歴25年のわたしが、関東地域の方が利用できる無添加宅配サービスを調べてみました。
その結果、グリーンコープ同様の関東地区で利用可能な無添加宅配に、パルシステムと生活クラブがありました。
関東で人気のこの2つは、どちらも生協系の宅配ですが、実は基準やサービスに違いがあります。
本記事では、生活クラブとパルシステムを「無添加基準」「商品内容」「価格帯」などで徹底比較。
読むことで、自分にはどちらが適しているか知ることができます。
結論から言うと・・・
無添加をとことん追求するなら生活クラブ、便利さとのバランスを取りたいならパルシステム。
あなたにぴったりの選択肢を見つけましょう。
サービス | 向いている人 |
---|---|
生活クラブ | ・国基準より厳しい無添加基準で食材を選びたい人 ・国産やオリジナル商品にこだわりたい人 ・環境配慮(リユースびんなど)に共感できる人 ・「多少高くても安全・品質重視」で選びたい人 |
パルシステム | ・添加物はなるべく少ないけど、便利さも重視したい人 ・値段と品質のバランスを取りたい人 ・冷凍食品や時短商品も利用したい人 ・子育て世帯・共働きで「手軽さ」も欲しい人 |
まとめると…
- 生活クラブ=とことん「無添加・安全・環境」重視
- パルシステム=「安心・便利・コスパ」重視
生活クラブ・パルシステムそれぞれの理念


生活クラブの基本理念
生活宣言
生活することは、未来をつくること。
私たちが、何を選択し、どのように生産し消費するか、という生活のかたちは、子どもたちの未来へとつながっています。
だから、私たちは「サステイナブル(持続可能)な生活」を選びます。
消費者と生産者が「生活する者」として手をとりあい、食べもの、エネルギー、たすけあい、福祉のしくみを自給・循環させていきます。
つながりを深めて身近な地域を豊かにし、結びつきを大きくひろげます。
共生と非戦の立場を貫き、すべての活動をすすめます。
生活クラブ公式ホームページより抜粋
パルシステムの基本理念
パルシステムの取り組み [7つの約束]
1.作り手と「顔の見える関係」を築き信頼から生み出された商品をお届けします。
2.食の基盤となる農を守るためにも国産を優先します。
3.環境に配慮し、持続できる食生産のあり方を追求します。
4.化学調味料不使用で、豊かな味覚を育みます。
5.遺伝子組換えに「NO!」と言います。
6.厳選した素材を使い、添加物にはできるだけ頼りません。
7.組合員の声を反映させた商品づくりを大切にします。
パルシステム公式ホームページより抜粋
生活クラブとパルシステム比較
項目 | 生活クラブ(42万人利用) | パルシステム(170万世帯利用) |
---|---|---|
無添加基準 | 添加物は 93種類禁止 するなど非常に厳しい独自基準 | なるべく添加物を減らしているが、生活クラブほど厳格ではない |
取り扱い商品 | 国産が中心。食品全般、調味料、お菓子、日用品、ベビー用品、ペットフード、本など | 国産中心。食品全般、調味料、お菓子、日用品、離乳食、本など |
価格帯 | 少し高め(安全基準が厳しい分コストも反映) | 生活クラブよりは手ごろ。スーパーより少し高め |
注文方法 | カタログ・ネット注文(毎週決まった曜日配送) | カタログ・ネット・アプリ注文(毎週決まった曜日配送) |
配送エリア | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨・愛知・長野・静岡・大阪・京都・奈良・滋賀・兵庫・北海道・青森・岩手・福島・山形 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・山梨・長野・静岡・新潟 ※一部対象外の地域あり |
利用スタイル | 個別配送と班配送から選べる(個別配送料は各地により異なる) | 個人宅配が中心 |
こんな人に おすすめ | 無添加・安全性を最優先する人、食材の質をとことん追求したい人 | 無添加を意識しつつも、手軽さ・価格・を重視する人 |
生活クラブ・パルシステムの4つの違い





生活クラブとパルシステムの違いを詳しく解説していきます。
①無添加基準の厳しさ
無添加基準の比較表(国・生活クラブ・パルシステム)
項目 | 国の基準 | 生活クラブ | パルシステム |
---|---|---|---|
認可されている食品添加物数(指定添加物・既存添加物) | 833約種類以上 | 約93種類のみ 2025年3月現在 | 明確な数値なし(国基準よりは厳しいが、生活クラブほどではない) |
合成保存料 | 使用OK | 不使用 | できるだけ不使用 |
合成着色料 | 使用OK | 不使用 | 不使用(独自基準で排除) |
化学調味料(うま味調味料) | 使用OK | 不使用 | 不使用 |
加工肉(ハム・ソーセージなど) | 発色剤(亜硝酸Na)使用可 | 不使用 | 基本不使用(ただし一部商品に限定使用あり) |
だし・調味料 | 化学調味料入りでも可 | 天然素材のみ | 「だしの素」は化学調味料不使用、原材料を厳選 |
お菓子 | 合成甘味料・着色料あり | 不使用 | 合成甘味料・合成着色料不使用 |
放射能検査 | 国の基準に準拠 | 独自基準を設けて継続的に検査 | 独自基準を設けて検査を実施 |
- 生活クラブ → 国基準より大幅に厳しい。徹底して無添加主義。
- パルシステム → 国基準よりは厳しいが、生活クラブほど制限は強くない。利便性とのバランス型。
- 国の基準 → 「安全性が確認されていれば広く認める」スタンス。



グリンコープ歴25年のわたしは、基準が厳しい方が安心して利用できます。
②商品ラインナップの方向性
- 生活クラブ:調味料・牛乳・肉・魚など、基本食材を中心に「シンプル・本物志向」。惣菜や加工品は無添加重視で数は少なめ。
- パルシステム:生鮮食品に加え、ミールキットや冷凍食品が充実。共働きや子育て家庭向けに「時短・便利」を重視。



生活クラブのネット注文eくらぶは、会員でなくても閲覧可能なので、どのような商品があるか、また原材料の確認もできます。




eくらぶをのぞいてみたい方はこちら ↓



パルシステム商品の原材料は会員にならないと、見ることができませんが、注文カタログの内容は閲覧できます。


パルシステムのカタログはこちらから↓
③生活クラブとパルシステムの配達手数料の違い
無添加宅配を利用するうえで気になるのが、配達手数料(システム手数料)。
生活クラブとパルシステムでは仕組みに違いがあります。
生活クラブの場合
- 都道府県ごとに手数料が異なる
1回の注文につき 100円〜250円(税込110円〜275円) - 無料になる条件あり
- 新規加入後の一定期間
- 小さなお子様がいる家庭
- 一定金額以上の注文
- 注文が0円の場合 → 手数料がかかるかどうかは地域の生協によって異なります
パルシステムの場合
- 注文の有無に関わらず 1週間ごとに手数料が発生
→ 198円〜275円(税込) - 割引制度あり
- 小さなお子様がいる家庭
- 利用金額に応じた割引
- その他の家庭状況に応じて
配達手数料まとめ表
サービス | 基本手数料 | 無料条件 | 注文なしの週 |
---|---|---|---|
生活クラブ | 1回100〜250円(税込110〜275円) ※地域ごとに異なる | 新規加入特典、小さなお子様のいる家庭、一定金額以上の注文 | 地域によって無料の場合と有料の場合あり |
パルシステム | 1週間ごと198〜275円(税込) | 子育て世帯、利用金額に応じた割引あり | 注文がなくても手数料がかかる |
出資金まとめ表
項目 | 生活クラブ | パルシステム |
---|---|---|
加入時出資金 | 1,000円〜2,000円程度 (地域により異なる) | 1,000円〜2,000円程度 (地域により異なる) |
毎月の増資(積立) | 1口100円〜1,000円程度 (地域ごとに設定) | 1口200円〜1,000円程度 (地域ごとに設定) |
出資金の使われ方 | 商品開発・物流・環境活動・福祉活動など | 商品開発・物流・子育て支援・環境活動など |
脱退時の返金 | 脱退時に全額返金(出資口数×口数分) | 脱退時に全額返金(出資口数×口数分) |



出資金はどちらも脱退時に全額返金されます。
無理のない金額を出資しましょう。


④利用スタイル
生活クラブ:組合員活動(学習会・イベント・政策提案など)にも力を入れる「生活協同組合」らしさが強い。
食だけでなく環境・社会問題に取り組む姿勢。
パルシステム:基本は商品宅配サービスとして気軽に利用できる。
組合員活動もあるが、日常の買い物利用がメイン。
生活クラブとパルシステムについてのまとめ
生活クラブとパルシステムは、どちらも「無添加で安心できる食品宅配」を求める方に選ばれている生協サービスです。
ただし特徴には違いがあります。
生活クラブは、国の基準よりもさらに厳しい独自の無添加基準を設けており、「とにかく安全性を最優先にしたい」という方に向いています。
一方、パルシステムは無添加を意識しながらも、価格や品揃えのバランスが取れているため「無添加を気軽に続けたい」「家族全員の毎日の食事に使いたい」という方におすすめです。
比較ポイントをまとめると、
- 無添加の徹底度 → 生活クラブがより厳格
- 日常使いのしやすさ → パルシステムが幅広く便利
- 商品価格 → 生活クラブはやや高め、パルシステムは使いやすい価格帯
- 取り扱い商品 → 生活クラブはシンプルで安全性重視、パルシステムは種類が豊富
となります。
迷っている方は、まずは資料請求やお試し商品を体験してみるのがおすすめです。
わたしは25年間グリーンコープを利用してきましたが、関東で同じように無添加の食生活を目指すなら、生活クラブやパルシステムを利用することで、無添加生活を安心して送ることができるのではないかと感じています。
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